スクープ

探偵ナイトスクープfan倶楽部

番組概要

「探偵ナイトスクープ」とは、朝日放送(ABCテレビ)制作の視聴者参加型のロケバラエティ番組である。スタジオを「探偵局」と称した探偵事務所に想定し、司会者が探偵局長、アシスタントが秘書、ゲストが顧問、レギュラー出演者が探偵という呼び名が付けられている。視聴者から寄せられた依頼に基づき、探偵局員が依頼者と共に調査をしてその調査過程のVTRを流す。探偵というタイトルならではの浮気調査、離婚問題等はもちろんのこと、様々な依頼に対応している。
主に関西圏で活躍する芸人やタレントが探偵局員として出演しているが、個性ある依頼者も多数出演している。依頼者のみならず、調査中に偶然出会った人も探偵役の芸人顔負けの個性を発揮することも多々あり、それらを含む予測不能の展開も視聴者に支持される要素のひとつである。番組が全国で放送されていることもあり、人捜し、場所捜し、浮気調査や離婚など依頼内容は非常に多岐にわたる。本格的な探偵調査を伴うものもあれば、現地レポートや実験、街角での調査を伴ったりと、ちょっとした小ネタ的な依頼もある。日本民間放送連盟賞最優秀賞を過去2回受賞している。年に数回、総集編や「プチアカデミー賞」など、過去に放送された依頼の中から面白かった依頼や、視聴者からの「もう一度見たい」というリクエストが多い依頼を数本まとめて放送している。
1988年放送開始。通称「ナイトスクープ」「ナイスク」。

オープニング

オープニングには番組の趣旨が記された以下の文章が流れる。
「この番組は、視聴者から寄せられた依頼に基づいて、探偵局長が部下の探偵を野に放ち、世のため人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追及する娯楽番組である。」
この文章の最後の「娯楽番組である。」の部分はわざと改行されている。これは、この番組があくまでもバラエティ番組であるということを視聴者に強調して伝えていると考えられる。冒頭は局長である西田敏行の
「探偵!ナイトスクープの時間がやって参りました。複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する探偵!ナイトスクープ。私が局長の西田敏行(上岡龍太郎)でございます。そして」「秘書の松尾依里佳(岡部まり・松原千明)です。よろしくお願いします。当探偵局ではテレビをご覧の皆様からの依頼に基づき直ちに優秀な探偵を派遣し、真相の追求にあたります」
と、局長である西田と秘書の松尾の挨拶で始まる。

局長

初代:上岡龍太郎
1988年3月より局長を務める。内容に納得がいかないVTRがあると激しく酷評することもあった。自身が大のオカルト嫌いで否定派であるため、安易にオカルトを取り入れた内容のVTRが流されると激怒し、なんと収録途中で帰ってしまったことさえある。しかし、その上岡の辛辣な態度が番組のクオリティー維持に貢献したという見方も出来る。2000年3月いっぱいで芸能界を引退したため降板した。
2代目:西田敏行
2003年4月から5月上旬にかけて病気で休業した。その間は北野誠・桂小枝・長原成樹・石田靖・間寛平ら番組レギュラー陣が局長代行を交代で務めた。穏やかで優しい雰囲気であり、涙もろいことが有名。感動的な内容のVTRにはハンカチを片手にした西田の泣き顔が映し出されることも多い。秘書が依頼文を読んだ時点で涙ぐむこともあるほど。その姿は現在の番組の定番として視聴者に受け入れられている。

秘書

現在は3代目の松尾依里佳。
初代は松原千明。2代目は岡部まりで、20年以上にわたって秘書を務めた。また、北野タキノ(北野誠の母)やナース井出、中村貴子、嘉門達夫らが秘書代行を務めたこともある。

探偵局員

現在は桂小枝、長原成樹、石田靖、間寛平、松村邦洋、竹山隆範、たむらけんじ、田村裕(麒麟)

最高顧問

現在はキダ・タローが最高顧問。故人では横山ノックもかつて最高顧問と呼ばれた。出演が多く、親しまれている顧問が最高顧問と呼ばれる。

放映局・放送時間

テレビ朝日系列を中心に全国で放送されている。関西地区では毎週金曜の夜に放映されている。放送日時は初期が土曜夜11:30~深夜0:25で、1991年4月から現在の金曜夜11:17~深夜0:12に移動した。2005年3月まではテレビ朝日でも放映されていたが、現在はテレビ朝日では放映されていない。関東圏では一部地域を除き独立UHF局、CS放送「スカイA」で放映している。
一部放送局では字幕放送を実施している。また、2008年9月19日放送分からはハイビジョン制作が実施されている。

有名な依頼・スクープ

謎のビニールヒモ事件(担当:トミーズ雅)
1992年3月20日放送。
探偵ナイトスクープの中でも「謎のビニールヒモ事件」は都市伝説や怪談話として特に有名である。依頼内容は、大阪府の町の一角で、電柱や歩道の柵などに梱包用の色のついたビニール紐が大量に括り付けられているのが見つかった。誰がどのような目的で行ったのか、また、その人物を目撃したという話も聞かないので、原因を調べて欲しいというもの。 現地では確かに青・黄色等のビニール製のヒモが電信柱や交通標識等、建築設置物の様々な場所に大量に結ばれていた。調査を進めていくにつれて、近所の文具店ではビニール製の紐が売り切れていたり、ほんの数分前に探偵が通った時には、何にもなかったはずの場所に大量のビニール紐が現れたりするなど、普段の依頼とは違う不気味さに探偵トミーズ雅もスタッフも、「これは触れてはいけない」と感じ、同様にスタジオの空気も一変。最後にガソリンスタンドの裏に数百本もの紐がくくられているのが見つかり、スタジオは悲鳴に包まれ、捜査はそこで打ち切りになった。 VTR終了後に「本件に関する情報は今後一切受けつけません」というテロップが流れ、探偵ナイトスクープ史上唯一の捜査打ち切りとなり、以後再放送もされていない。ネット上では色々な噂が飛び交っているが、どれも信憑性に欠け、それがまた恐怖感を煽る。
ラインバックは死んだのか(担当:越前屋俵太)
1990年9月1日放送。
依頼者が日刊スポーツの「マイク・ラインバックが車ごと崖から転落して死亡した」という記事を見て、「あまりにも小さい記事なので本当なのか知りたい」と依頼。マイク・ラインバックは1976年から阪神タイガースで活躍した選手で、1979年は打率309、本塁打27本の活躍をしていたが、80年限りで退団。その後、母国アメリカでコンピュータ関係のビジネスをしていたが、妻との離婚や父親の死など、不幸が相次いでいたという。元監督の吉田氏などに連絡するも安否不明だったが、探偵の俵太と依頼者はアメリカへ向かうことに。そして、現地でラインバックの勤めていた会社を探し当て、ラインバックを知る人物とついに接触。そこで残念ながら「ラインバックは2年半前の5月に自動車ごと崖から転落して死亡した」という悲しい結論を知る。享年39歳。その後、依頼者の希望によりラインバックのお墓参りへ。依頼者が「ヘッドスライディングした1塁の土です。思い出しますか?」と、甲子園の土をラインバックの墓に撒く姿に多くの人が涙した。
謎の爆発卵(担当:桂小枝)
番組史上初めて視聴率30.5%を記録。依頼者の友人が電子レンジでゆで卵を作って食べようとしたところ、爆発したので調べてほしいという依頼。探偵だけでなく、依頼者やその友人までも犠牲になったが、それが史上屈指の傑作の異名をとり、伝説として語り継がれる。単純ではあるものの、それがまたもう一度見たい依頼の上位に位置されている。この依頼は視聴者にナイトスクープの名を印象付け、番組を一気にメジャーにしたとも言える。なお、視聴者がマネをすると危険だという懸念からお蔵入り寸前であったが、探偵ナイトスクープがきっかけで現在の「電子レンジでゆで卵を作ってはいけない」という常識が広く知れ渡ったとも言える。依頼者は第3回探偵!ナイトスクープアカデミー大賞 主演男優賞作品」に選出された。また、この依頼は特番『20周年記念・ナイトスクープリターンズ』で再度放送された。
林先生の料理シリーズ
辻学園日本調理師専門学校主任教授・林繁和氏の人気シリーズ。初登場は母乳でお菓子を作る」という依頼。視聴者から寄せられた「この食材を料理したらどうなるか」や、新しい食材を発見した」という、料理に関する依頼で登場。滅茶苦茶な依頼を拒否する林に対して、探偵が「出来ないから逃げているんだろう」いったなどと挑発を仕掛け、その挑発に対して林がプライドが許さないといった具合で引き受けるという流れが定番となっている。ドブガイ料理、ジャンボタニシの卵、ウミウシ、異臭を放つオオマリコケムシ、果てにはフェラガモの革靴といった、すでに食材と言えるのか分からないものまで見事な料理に仕上げ、その素晴らしい腕前を披露。更には「ママレンジで料理」「登り窯で巨大フランスパン」「マンホールの蓋でワッフル」といった、奇想天外な道具や施設を使っても素晴らしい料理を作る姿に視聴者は釘付けになった。なお、林の起用については探偵ナイトスクープの裏番組である「料理の鉄人」が、視聴率で当番組を追い上げていた為に、対抗する狙いで起用したということが2008年夏の特番で明かされた。
「30代の女性はピンク・レディーを踊れる?(担当:間寛平)
2001年2月9日放送。「○○世代は」シリーズ。主に小ネタとして使われる一発ネタである。依頼内容は、大晦日に放送された紅白歌合戦に復活出演したピンク・レディーを見た依頼者から、「30代女性はみんなピンク・レディーの曲に合わせて振りまねができるのか」という内容。間探偵が各地の商店街で調査したところ、初めは嫌がっていた女性達だったが、曲が流れ始めると自然に体が動き出し、ほぼ完璧に振り真似をして踊れることが実証された。女性達の中には、一度も一緒に踊ったことがない女性同士がそれぞれミーとケイに分かれて完璧に踊り切るなど、この世代の女性たちが当時どれほどにピンク・レディーに熱中していたかを窺わせる場面もあった。この調査はDVD Vol.7に収録。「30半ばから40半ばの男性はヌンチャクが使える?」という依頼も同時に放送された。

これと同じようなシリーズで「関西人シリーズ」もある。

  • 「関西人は鉄砲を撃つフリをするとノリで死んでくれる」
  • 「関西人は刀で斬るフリをすると死んでくれる」
  • 「関西人はテキトーに話をあわせる」
  • 「関西人は大げさな表現を『ウソー?』と尋ねる」
  • 「関西人は「関西電気保安協会」CMの節なしでは読めない」など多数。
小ネタ集(担当:桂小枝)
初の小ネタは1989年1月21日に放送。主に、桂小枝・まれに他の探偵も担当する。簡単に解決出来る依頼や、単独では成立しそうにない(出来ない)小さなネタを寄せ集め、5~6本連続で紹介する探偵ナイトスクープの名物コーナー。秘書が「小枝探偵による爆笑小ネタ集…」と言うなり、会場はレギュラー陣や客席から拍手喝采が沸き起こり、大歓声に包まれる。主に「確かめてください」「見に来てください」などの依頼がこれにあたる。また、秘書が依頼文を読まないコーナーでもある。素人時代のなかやまきんに君と、2008年に三谷幸喜が投稿者として、「ザ・マジックアワー」の宣伝も兼ねて出演したこともある。1995年1月には「爆笑!特ダネ発表会」と題して超小ネタ13連発を放送した。

探偵ナイトスクープには他にも有名な依頼が多数存在する。

  • 日本全国アホ・バカ分布図(担当:北野誠)
  • 赤ちゃんが泣き止む(担当:立原啓裕)
  • 「能勢の昔の恋愛」(担当:間寛平)
  • 「浪花のモーツァルト」の誕生(担当:嘉門達夫)
  • 爆笑!のど自慢!?(担当:北野誠)
  • まさか!?祖父がルー!? (担当:桂小枝)
  • カーネル・サンダース像救出作戦(担当:槍魔栗三助*2 )
  • パラダイス(担当:桂小枝)
  • ガォーさんが来るぞ!(担当:長原成樹)

書籍

「探偵!ナイトスクープ―アホの遺伝子」

DVD

・探偵!ナイトスクープ Vol.1&2 BOX [DVD]
・探偵!ナイトスクープDVD Vol.1 傑作選~謎の爆発卵編 [DVD]
・探偵!ナイトスクープDVD Vol.2 傑作選~マネキンと結婚したい!編 [DVD]
・探偵!ナイトスクープDVD Vol.3 上岡局長クラシック~淡路島のパラダイス編
・探偵!ナイトスクープDVD Vol.4 爆笑小ネタ集33連発!! ~恐いモノに追われると速く走れる?編
・探偵!ナイトスクープ Vol.3&4 BOX [DVD]
・探偵!ナイトスクープ Vol.3&4 BOX [DVD]

その他

様々な探偵ナイトスクープの本編動画がネット上にアップロードされているが、現在、削除傾向にある。

調査依頼方法

ハガキ、封書、又はホームページにて応募可能。
〒530-8011 探偵!ナイトスクープ調査依頼係